1945年7月4日、人口20万の高知市は、一晩にして大変貌を遂げました。市街のおよそ70パーセントが、空襲による炎と瓦礫の山と化したのです。私たち一家は、道路を挟んで工場のある反対側の住宅で生活していました。中庭に10名位は入れる防空壕を掘って、空襲警報の発令された ...

1945年のある日、夕刊に目を通していた父は「出た!」と頓狂に叫びました。自分の工場が生産に協力している「風船爆弾」の戦果について報道されていました。アメリカ本土では、ある町の近郊が爆破されたり、原因不明の山火事が起こったりしました。飛行機も飛んでこないのに ...

このところ毎日雨が降っています。天文家にとって一番嫌な季節です。雲のあちら側には、夏の素晴らしい”天の川”が展開している筈です。しかし梅雨前線は次第に北上しており、7月早々からカラリと晴れる可能性が出てきました。もし梅雨明けとしたら、例年にない異常な早さで ...

勤労奉仕の現場から、急遽電車を利用して家に帰った私を待ち受けていたのは母でした。「お前さん、うちに爆弾が落ちたよ」と蒼白な顔をして語りました。しかし上町二丁目の我が家は立派に残っています。落ちたのは住宅に隣接した北側の製紙工場の方でした。私の家は代々が紙 ...

1945年(終戦の年)の夏は好天の日が続きました。郡部に勤労奉仕に行っても雨にあった記憶がほとんどありませんでした。確か6月の中旬でした。例によって高知市の東の介良の山で軍事作業をやっていると、B-29の爆音が響いてきました。音に敏感にになっていた我々はすぐ大空を ...

芸西天文台の丘からの眺めです。お天気の良い日には青い太平洋の海が見えます。反射望遠鏡の入っている白いドームの周りには多くの雑木がありますが、6月になるとドームの片隅にある野生の「やまももの木」が赤い実をつけます。一つちぎって口に入れると、まだ酸っぱい味です ...

土佐湾では時々「だるま太陽」が見られることで有名ですが、ここ芸西天文台では南は太平洋が見えるものの、西は山ですから見られません。しかし珍しい夕日が見られ、時どき「幻日」や「蜃気楼」の疑似現象が見えることがあります。写真は西の手結山に沈む夕日です。この遥か ...

高知市上町から天文台が安芸郡芸西村に移ってから、夜半の天頂付近に対日照は毎夜の如く謎の光芒をみせていました。つまり太陽を背にして正反対側の天空で、もしそこに天の川が無ければはっきり見ることができます。写真は1995年の1月に撮影されたもので、丁度黄道上にある牡 ...

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