宇宙を漫遊するホーキ星は時としていろんな天体とランデブーするものです。1867年に発見された周期38年のステファン・オテルマ彗星は、1980年に回帰して、おうし座の「かに星雲、M1」と大接近して珍しい光景を演じました。1980年には完成したばかりの芸西の60cm反射望遠鏡 ...
60cm鏡よいつまでも
かつて芸西天文台で活躍した、60cm反射望遠鏡の行方について書いたブログを見た設計者の望月征司さんから、お便りがありました。60cmの反射望遠鏡は、日本から遠く離れた中東のレバノンに行くのですが、驚いたことに望月さんは既にレバノンの大学に行って第二の人生を送っ ...
60cm反射望遠鏡の行方
2010年頃役目を終えた芸西天文台の60cm反射望遠鏡の下での記念撮影です。向って右が、この望遠鏡を設計した元、五藤光学研究所の望月征司氏です。会社を退社後も懐かしんで何回か自分の作った望遠鏡を見に芸西にやってきました。しかし、製作から30年を経て老朽が進むと共に ...
宇宙のクラゲ、ホームス彗星
2007年に出現したホームス彗星には驚かされました。周期約7年で回帰するのですが、2007年出現の時には18等星くらいの予報の時、突然2等級になって世間をアッと言わせました。この時の彗星は、短い尾を曳いた、まるでクラゲのような恰好をしていました。そして更に変わったと ...
初めて見た太陽黒点
時は1937年4月。私が小学校一年になったばかりの春でした。土讃線開通を記念した大博覧会が、近くの鏡川のほとりの大原町の広場であって、私は父母に連れられて見物に行きました。鏡川の沈下橋(日本最初の沈下橋)を渡っていると、会場の方から拡声器の音声が水面を伝って流 ...
イケヤ・セキ彗星賛歌
”Comet Ikeya-Seki"と言う曲が在ります。キューバ人で、ジャズの楽団に属するサックス奏者のホセ・カレヨさんが1965年10月、南半球の空に輝く彗星を見て、即興的に作曲したのがそれで、オーケストラ用に編曲された楽譜は、日本の二人の発見者に届けられました。しかし曲は一 ...
「ハレー彗星賛歌」
♪ああ、夜空に輝くハレー彗星よ 世界に希望と平和をもたらし 逞しくとびつづけるハレー彗星よ♪「ハレー彗星賛歌」は、関勉と鈴木健夫の作詞、作曲で披露されました。そして各地で講演されました。写真は伊豆の伊東市で講演中のもので、ハレー彗星が宇宙の彼方に去って ...
ヘール・ボップ彗星の華麗な尾
ヘール・ボップ彗星はアメリカのヘールさんとボップさんによって独立して発見された明るい彗星です。私の住む高知市の上町の繁華な空でも、堂々と輝いて街の話題になりました。芸西天文台でも、無論多くの観測を行いましたが、60cmの反射鏡では、彗星全体像を捉えることが難 ...