土佐湾に落ちていく満月の情景です。芸西天文台で観測しながら、この美しい風景があるからこそ、長い過酷な天体観測に耐えられるのです。土佐湾の彼方には手結山が見えています。海岸線は、さらに西に長く伸びて高知市を通り、いずれ足摺岬に到達します。 月没とともに夜 ...

 とうとうやってきました。1965年10月、太陽系の果てからやってきて、太陽面に突入したあの恐ろしい「クロイツ組」の彗星の一味です。このグループの特色は、近日点距離が極めて小さく、太陽コロナの中です。ですから、どの彗星も太陽コロナの摂氏100万度といわれる超高熱を ...

 折角の名月ですが、この時期はお天気の悪いころで、なかなか晴れてくれません。今まで仲秋の名月を鑑賞したという思い出は極めて少ないです。 もう半世紀も昔になりますが十六夜(いざよい)に、月の名所「桂浜」で名月を鑑賞したことがあります。折から拡声器で流れてく ...

 台風10号通過後の青空に浮かぶ夏雲です。 ここ高知市は大した影響を受けなかったのですが、台風去って秋を呼ぶ見事な碧空が展開しました。 昔は良く「暑さ寒さも彼岸まで」と言う、諺が使われたものですが、今では地球温暖化の影響で、このことは必ずしも通用しなくなっ ...

 8月30日に渡辺潤一博士をお招きして、高知市の「かるぽーと」で天文講演会を予定しておりましたが、台風10号が意外と遅くなって、当日相当な風雨が予想されますので、関係者と相談して残念ですが今回は中止、延期する運びとなりました。ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解 ...

 私の好きなタンゴの曲に「月下の蘭」と言う名曲があった。ドイツのタンゴ楽団「アルフレッド・ハウゼ楽団」や、オランダの「マランド楽団」なんか、来日した時好んで演奏した。そして「星降る夜のタンゴ」なんかも絶品であった。指揮者のマランド自身の作曲であった。 当 ...

 今年の夏も恒例の花火大会が催された。今年は先日、九州の東海岸で地震が発生したので、近年やって来ると言われる南海トラフ地震との関連が心配されて、花火大会も規模を縮小して実施された。実際は1時間以上かけて打ち上げる花火であるが、約4000発の花火がわずか40分ほど ...

 このところ、炎天が続いている。複雑な構図を描く雲を見上げていると、様々な幻影が浮かんでくる。数年前に見た夏雲では、おぼろげながら、日本列島がえがかれた。北海道や九州もちゃんと付いていた。今日見た夏雲では小さいながら、四国が見えていた。室戸から、足摺岬に ...

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