秋の野山に一面に咲くコスモスの花は私の最も好きな花の一つです。 1956年10月、クロムメリン彗星を再発見した夜、私は、観測台の周辺に一面に咲いたコスモスの花を一輪、オーバーコートの胸にさし、観測台に上がりました。そして首尾よく、その朝しし座の中で発見する事 ...

 「馬首星雲」と呼ばれている奇怪な暗黒星雲の姿です。1985年の12月、芸西の60センチ反射望遠鏡で撮影しました。オリオン星座の「三ツ星」の一つが画面の端に見えています。望遠鏡をのぞくと、ただ濛々とした白い煙のように見えますが、写真では見事な色彩感があります。赤 ...

 秋になると鳥たちの集団での活動が活発になります。2階の書斎の窓から見ていると、たくさんのムク鳥が飛んできて、近くの高圧線にとまりました。何やら語り合っているように見えますが、やがて一匹が飛び立つと、全体の鳥が一斉に飛び立ちます。頭上を通り過ぎるときには ...

 中秋の名月は厚い曇り空で、満月はおぼろげにしか見られなかった。夏が終わり、そろそろ秋に入ろうとするこの季節は、概して、お天気の悪い日が多い。 仲秋の名月は、私の家から東南方向の筆山の上に輝く。目の錯覚か異常に大きい。それこそ”盆の様な月”である。  月 ...

 昔NHKのラジオ歌謡に「夕月の歌」という曲があった。今流行の諧謔的な騒がしい調子の曲とちがって、名曲の良さを真面目に、しんみりと聞かせた。夕空にかかる美しい三日月は、見る人の心に安心と慰安を与えた。そして昔の懐かしい思い出が浮かんだりした。 同じ夕空に肉眼 ...

 夏の名残の入道雲と、秋の雲の同居している風景です。間もなく空は秋空に変化してゆきます。 この雲の彼方にNishimura C/2023 P1がかくれているはずですが、彗星が夕空に回ってから、まだ見ていません。恐らく3-4等星くらいの明るさで、数度の尾を曳いているはずです。 ...

 美しい夕焼け空です。カミマチの上空に輝きました。過去何十年かこの同じ場所で夕焼け空と対峙しました。そして新彗星発見の夢を見続けました。 私の傍らには、いつも小さなコメットシーカーがありました。夕暮れとともに太陽に近い空から、彗星の捜索を始めました。そし ...

 自宅屋上からの西空の眺めです。夏から、秋空に移り変わっていく空模様ですが、まだ夏の勢力が強いです。やがて彗星Comet Nishimura C/2023 P2 が夕空に姿をあらわします。どのあたりに見えるだろうか。果たして明るさはどんなものだろう?などと考えます。 ここは高知市 ...

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