コスモスの花を見ると昔の彗星発見の事を想いおこします。そう!彗星発見はいつもコスモスの花の美しい秋でした。クロムメリン彗星を見つけた日。そして「関第一彗星」を発見した日です。観測台の周辺はコスモスの花でいっぱいでした。 ここは家から少し南に位置する鏡川 ...
いま明るい彗星
晩秋らしくなりました。朝夕は寒くなり、星空も一段と冴えてきました。これからのオリオンや大犬に代表される冬の星座が見ものです。 冬の星空で今一番明るく輝いている彗星が夜半の天頂、ぎょしゃ座の中に輝いている「パンスターズ彗星」C/2017 T2です。写真は芸西天文台 ...
夕焼空に浮かぶ水星
11月に入った早々に天文台にやってきました。午後6時ごろです。夕暮れの美しい雲の中に、白い水星がポツネンとかがやいています。芸西の天文台から見た西空の風景で、国道55線が見え、その向こうは太平洋です。 水星は太陽系で一番内側を公転している惑星ですから、太陽 ...
夕焼空にOAAの星が
これは芸西天文台の夕焼けです。いつか見たマニラ湾の夕焼けを思い起こします。夢のような美しさです。いつもこのような景色を眺めながら、天体の観測が始まるのです。口径70cmの望遠鏡を操作しながら、未知の天体を求めて観測を開始します。しかしほとんどが今見えている ...
小さい彗星たち
最近は世界の大望遠鏡によって、微光の小さな彗星たちが沢山発見されています。それらの中には異常に太陽に接近してきて大彗星になるものもありますが、大概は暗いまま遠ざかっていきます。中には、小惑星と区別のつきにくいものもあります。小惑星として取り扱われていた ...
日本天文学会100周年記念切手
先に1965年にコンゴから発行された「池谷・関彗星」の記念切手を紹介したが、2008年に日本天文学会が、創立100周年を迎え、記念事業として10枚1セットにした記念切手が発行された(佐藤裕久氏より贈られる)。私の所属している東亜天文学会も来年100周年を迎えるので、秋に ...
池谷・関彗星の切手
今日10月21日(1965年)は「池谷・関彗星」が、太陽に大接近した日です。あの日は隈なく晴れた日本晴れの日で、青い空を白い彗星が太陽面に吸い込まれていく様子が、東洋で観測されました。 彗星は高熱の太陽コロナ(摂氏100万度)の中で消滅するという大方の予想に反し ...
「オルキ」の花のファンタジア
”オルキ″とは「ここに居るから、、、、」ということを意味する土佐の方言です。たとえば、「今日は家におる(居る)き、お出でてください、、、、」といったような。県外から来た人には大変珍しい言葉のようです。こんなことがありました。 もうかれこれ10数年になるで ...