台風一過後、ふたたび猛烈な夏日になりました。私たちが子供の頃は気温が30℃を越えると驚きでした。熱中症も、今ほど盛んに発生はしませんでした。

 終戦を迎えた1945年の8月は、猛暑が続きました。私たちは戦時の学徒動員として、言語に絶するような過酷な労働を強いられましたが、熱中症で倒れる人は極めて稀でした。

 73年前の今日は、炎天下を関東軍のトラックの荷台に乗って、高知市の電車通りを走りました。高知市の中心街は、まるで砂漠の様な廃墟で、わずかに高知城と城東中学校のビルだけが、焼け跡の中に聳えていました。と、突然グラマン戦闘機(F6F艦載機)がドドドドと、機銃を打ちながら追ってきました。

 白い夏雲を見ていると、戦時中の大変だった生活の事が思い出されます。

(写真は8月1日、自宅の屋上から見た夏雲)
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