昨夜は50人近い参加者があって天文台はごった返しました。小学や中学の子供連れのお客さんが多かったのですが、天文台に来る子はみな良い子ばかりで、熱心に天文学の勉強をしました。
完全な快晴で気流も安定していて、木星や土星は絵に描いたような美麗な姿でした。最近こんな落ち着いた土星の姿は初めてでした。カッシーニの空隙は見事な黒い溝で、じっと目を凝らすとエンケの空隙まで見えそうな、安定した姿でした。ただ光学系が完璧でないのが残念。
70cm望遠鏡の倍率は160xで、もっといけそうな気がしました。遅く登ってきた火星は幽かに南極冠が見えていましたが。赤道付近の模様は判然としませんでした。とにかく丸い赤い火の玉と言った感じで、肉眼でもじっと瞬き一つしない安定した輝きが印象的でした。
観測会が終わって、今北天で明るくなっている21P/ジャコビニー・ジンナー彗星を70cmで覗いてみました。8等星で間もなく双眼鏡で見えます。写真は70cmで2.5分間露出したもので、(Nikon D-700(ISO-3200))尾が鮮やかに見えています。
天文台の歴史に残る良い観測会でした。


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完全な快晴で気流も安定していて、木星や土星は絵に描いたような美麗な姿でした。最近こんな落ち着いた土星の姿は初めてでした。カッシーニの空隙は見事な黒い溝で、じっと目を凝らすとエンケの空隙まで見えそうな、安定した姿でした。ただ光学系が完璧でないのが残念。
70cm望遠鏡の倍率は160xで、もっといけそうな気がしました。遅く登ってきた火星は幽かに南極冠が見えていましたが。赤道付近の模様は判然としませんでした。とにかく丸い赤い火の玉と言った感じで、肉眼でもじっと瞬き一つしない安定した輝きが印象的でした。
観測会が終わって、今北天で明るくなっている21P/ジャコビニー・ジンナー彗星を70cmで覗いてみました。8等星で間もなく双眼鏡で見えます。写真は70cmで2.5分間露出したもので、(Nikon D-700(ISO-3200))尾が鮮やかに見えています。
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