Francisco Tarrega(1852-1909)は近代スペインギター音楽の父と言われている。クラシックギターはピアノの生まれる以前から存在した弦楽器で、リュートの兄弟楽器でもある。有名なJ.S.Bachは、多くのリュート組曲を作曲し、今は多くギターで演奏されている。ヴァイオリン音楽の神品と言われるニ短調の「シャコンヌ」は、もともとリュートの為に作曲されたとの説もある。
この古い楽器ギターの奏法に一大革命をもたらしたのが、近代スペインの生んだターレガである。彼は”ターレガ奏法”を確立すると共に、多くのギター曲を作曲し、同時代に生きたアルベニスやグラナードズ、それにショパン等の有名なピアノ曲をギター様に編曲した。バッハやベートーベンの曲も多い。
彼は珠玉の様ないくつかの前奏曲を作曲した。またマリエッタやマリア等、娘の名前のついた可憐な作曲もあるが、私の愛する独奏曲の中に「エンデチャ・オレムス」という哀愁にあふれた独奏曲がある。エンデチャとは(悲しみ)の意味がある。57歳を生きたターレガ最後の作品と言われ、深い悲しみの中にも、ほのぼのとした生への希望を感ずる。ニ短調の美しい旋律と、見事な対位法、そして深いハーモニーには、ターレガの人生を見る様な気がする。
(ターレガの銅板は、世界的なギターの製作者である東京の河野賢氏から贈られたもので、ターレガの演奏の姿をよく表現している)


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この古い楽器ギターの奏法に一大革命をもたらしたのが、近代スペインの生んだターレガである。彼は”ターレガ奏法”を確立すると共に、多くのギター曲を作曲し、同時代に生きたアルベニスやグラナードズ、それにショパン等の有名なピアノ曲をギター様に編曲した。バッハやベートーベンの曲も多い。
彼は珠玉の様ないくつかの前奏曲を作曲した。またマリエッタやマリア等、娘の名前のついた可憐な作曲もあるが、私の愛する独奏曲の中に「エンデチャ・オレムス」という哀愁にあふれた独奏曲がある。エンデチャとは(悲しみ)の意味がある。57歳を生きたターレガ最後の作品と言われ、深い悲しみの中にも、ほのぼのとした生への希望を感ずる。ニ短調の美しい旋律と、見事な対位法、そして深いハーモニーには、ターレガの人生を見る様な気がする。
(ターレガの銅板は、世界的なギターの製作者である東京の河野賢氏から贈られたもので、ターレガの演奏の姿をよく表現している)


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