台風24号は高知市の南40kmの海上を通って東北に進みました。この前の20号の時も同じでしたが、台風が東側を通り抜けたときには、風は大したことなく終わるようです。しかし私の天体発見は不思議と台風24号と密接な関係がありました。

 1961年10月、私が初めての「関彗星」1961T1を発見した時にも24号が現れました。そして1965年の「イケヤ・セキ彗星」を発見した時には、台風24号の大きい眼の中でした。いずれも特大の台風が襲ってきたとき、彗星の発見があったわけです。そして、今回の24号の襲来は何か巨大な彗星でも運んで来るのでしょうか? これからの展開が楽しみです。

 台風24号一過後の朝、屋上から周辺の景色を撮影してみました。上の写真で遠くに見える中央の山が「鷲尾山」で、1962年”関・ラインズ彗星”が太陽に突入した時、確認のために登った山です。二枚目の写真は、同じく屋上から西北の方向を撮ったもので「河ノ森」の山が見えています。1965年10月23日、「池谷・関彗星」の無事を確認した山です。

 どちらの山も標高が300mで、市民のレクリエーションの場として親しまれています。
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