去る10月9日、毎年この時期に行われている高知県高岡郡越知町の、コスモス祭りを見ての帰り、越知町の横倉山にある自然博物館を見学しました。横倉山にはその付近に居た様々な動物を始め、珍しい石が豊かに眠っているところですが、それらの地球の石と比較して、隕石が地球外の石として比較展示されていました。砲丸投げに使用される丸い鉄位の大きさですが、とにかく重く、持ち上げるのが大変でした。しかし表面は紫色のツルツルで、隕石が落下してくる時に出来る焼けた跡らしきものはありませんでした。
説明によると46億年昔に南アフリカで出た、とありますので、あるいは隕石と同類の地球の岩石であったかもしれません。
 一方、10年くらい前に京都市北区の「今宮神社」には隕石らしき石が展示してあるのを見たことがあります。「おもかる石」と書いて、触ると幸せになれるとかで誰でも触れることが出来ます。これは隕石だとすると「石鉄隕石」らしく、表面には無数の窪みと、焼け焦げたような跡があります。「高知隕石」もそうですが、確かに隕石とする鑑定が難しいと思います。
 このほか石槌山に近い、四国中央山地には隕石坑らしき大きな窪みが在って、地質学者には”謎の窪み”とされています。そのうちに探険してみましょう。その名は″神鳴らし池”です。郷土誌には、大音響と共に、一夜にして池が出来たとあります。

(自然博物館に展示されている南アフリカ産の隕石)

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