来る5月4日(土)、令和の年号になってからの最初の天文教室が開かれます。この記念すべき観測会に芸西天文学習館が始まったいきさつをお話します。
 天体では、昨年地球に接近してきた赤い火星は西空に流れ、かわって東から四大衛星を持つ木星や、チャーミングな環を持つ土星が姿を見せてきます。口径70cm、500xで見る惑星の姿は眼を見張るものがあります。

 また天文台では、毎年夏に望遠鏡づくりを実施しています。2,000円ほどの材料費ですが、数時間をかけて講師の指導の下に完成した天体望遠鏡で、初めて見る土星の姿は一生忘れられぬ感動となるでしょう。木星の縞模様も。さては大接近の時には、火星のナゾの運河が見えるかもしれません。そして克明な月面のクレーターは恐ろしいばかりに迫ります。

 望遠鏡作りの会に入る方は、連休が終わったら「高知県文教協会」088-824-5451に電話で申し込んでください。私「関」も実は廃物利用の天体望遠鏡作りから天体観測が始まったのです。そして彗星発見!その最終モデルは現在、高知市オーテピアの「みらい科学館」に展示されています。

 (添付写真は、工作の終わった望遠鏡での天体観測風景。芸西天文台の裏庭です)
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