芸西天文台の旧60cm反射鏡はこの研磨室で製造されました。
スタッフは向って右から五藤斎三、関勉、吉田正太郎(東北大学)、三ケ山吉弘で、最終的には反射鏡研磨の第一人者、木辺成麿氏も加わってテストしました。
黒いセラミック材を使ってできた60cmは最高
の出来と木辺氏が評価しました。主に研磨したのは五藤光学の三ケ山氏でした。

完成した反射望遠鏡は、高知県の芸西村に据えられましたが、五藤氏が高知県に贈った理由には、県下の天文学の普及発展の他にもっと大きな夢がありました。それは、若いころ見たハレー彗星を、もう一度望遠鏡を使って見たい、ということでした。周期76年のハレー彗星を二回見るという事は人間にとって大変なことでした。
果たして五藤氏の
夢がかなえられたのか。この壮大な物語をいずれお話ししましょう。

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