2017年06月

芸西の60cm反射望遠鏡が引退と共に現れたのが、70cmの反射望遠鏡でした。古い体系から今の最新の技術を駆使したコンピューターによる制御システムに変わり便利さは増しました。しかし民間の天文台は、その目的の半分は一般の人に見せるという宿命を背負っていますから、 ...

ドノホーメダルとは、アメリカの太平洋天文学会が新彗星の発見者に贈った発見賞のメダルです。表に美しい彗星がデザインされ、裏には天文学会の名と共に発見者の名が刻まれています。これは戦前から戦後にかけてアメリカの富豪ドノホーの寄付によって続けられたもので、この ...

梅雨に入った四国地方ですが、梅雨入り前の5月、晴れた日が続いていました。 芸西天文台のドームの上には、気の早い天の川が輝いています。 芸西には、まだこのような美しくも凄い星空があったのです。銀河宇宙の中心方向の、いて座付近です。かつて新潟県を旅した松尾芭蕉 ...

宇宙を漫遊するホーキ星は時としていろんな天体とランデブーするものです。1867年に発見された周期38年のステファン・オテルマ彗星は、1980年に回帰して、おうし座の「かに星雲、M1」と大接近して珍しい光景を演じました。1980年には完成したばかりの芸西の60cm反射望遠鏡 ...

かつて芸西天文台で活躍した、60cm反射望遠鏡の行方について書いたブログを見た設計者の望月征司さんから、お便りがありました。60cmの反射望遠鏡は、日本から遠く離れた中東のレバノンに行くのですが、驚いたことに望月さんは既にレバノンの大学に行って第二の人生を送っ ...

2010年頃役目を終えた芸西天文台の60cm反射望遠鏡の下での記念撮影です。向って右が、この望遠鏡を設計した元、五藤光学研究所の望月征司氏です。会社を退社後も懐かしんで何回か自分の作った望遠鏡を見に芸西にやってきました。しかし、製作から30年を経て老朽が進むと共に ...

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