2017年11月

 晩秋初冬の一日、近くの鏡川のほとりを歩いてみました。途中の小さな公園では銀杏の葉が一面に散っていました。そして斜陽。これぞ晩秋の美しい光景です。やや遠くのベンチに老人が独り座っていました。他に人影はありません。私の知り合いでも、家の中は子供夫婦や孫の代 ...

 10月14日に近日点を通過して、明るくなることが期待されていた彗星ですが、やや期待外れに終わりました。いま北極星の近くにあって13等級ですが、この新彗星の一番明るかったころの写真を下に掲げます。2017年9月28日の朝1時に芸西の70cm望遠鏡で撮影したものです。尾はほ ...

 アメリカの飛行士、フランクチャンピオンが高知市の上空で曲芸飛行中に墜死して今年の10月30日で丁度100年になるそうである。鏡川のほとりを散歩していて、チャンピオンの碑(墓)の前を通ると、今日も碑の前の花壇には沢山の花が咲き誇っていた。石碑には大正7年4月「鬼頭 ...

 すべてが廃物利用だった。肝心の対物レンズは壊れた丸い老眼鏡の玉を使った。老眼鏡は極く度の弱い凸レンズで出来ているので、天体望遠鏡の対物レンズを代用できた。一方手前のアイピースは、机の引き出しの中に長い事眠っていたルーペを二枚重ねて利用した。当然景色が逆 ...

1948年、私が高校3年の時、衝撃的なニュースが世界を走った。それは広島県瀬戸村に住む「本田実」氏が、世界最初に新彗星を発見し「ホンダ」の名が宇宙に輝いた、というニュースであった。本田氏は、その頃一復員兵であった。戦前から愛用していた、天体望遠鏡を使って、うみ ...

 南シナ海を漂流しはじめたダイヤの指輪は、黒潮の流れによって北上し、ある孤島に打ちあげられました。しかし、何年か経って地震による津波によって再び海の中をさまよう運命となり、ついに数十年の歳月を経て、黒潮がもっとも早く到達する高知県西部の海岸にたどり着いた ...

 黒潮の流れに乗って、たどり着いた珍しい漂流物とは一体なんなのか?それは小さなケースに入ったダイヤモンドの指輪でした。渚を歩いていた地元の漁夫が発見しました。このダイヤの指輪の発見が、漂流物の展示会を始めるきっかけとなったのですが、これには何かロマンがあ ...

 高知県も西部、足摺半島に近い「大岐ノ浜」の光景です。長い海岸線と松林は、土佐でも最も美しい海岸です。この美しい幻想的な海岸に感動し、芸西で発見した小惑星に(85716)Okinohamaと命名しました。この付近は足摺岬と共に、黒潮の最も早く到達するところとされていま ...

 孫娘の清水優花がこの度、芸西で発見した小惑星(21282)に命名されました。この星は1996年に関が発見したもので、発見から20年経って名前が付いたものです。小惑星は、太陽系の火星と木星の間を数年かかって回っているものです。地球とは2年ほどかかってランデブーします ...

 高知県も西部を流れる四万十川は四国では吉野川に次ぐ大河であるが、多くの沈下橋が見られる。面白いことに、私の住んでいる高知市の中を「鏡川」が流れているが、すぐ近くの柳原というところに、日本最古の沈下橋があった。欄干のないコンクリート製であるが、台風の時な ...

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