2017年12月

  写真は年末の一日に見た、高知市上空での”さば雲”です。この光景を目にしたとき、彗星の捜索中に突然飛び込んできた”流星痕”の 姿を思い起こしました。望遠鏡で流星を観測することは不可能です。しかし、長いこと彗星の捜索で夜空をパトロールするとき、肉眼では見え ...

 先に芸西で撮影した同彗星の写真を紹介しましたが、依然として美しい尾をひいた姿です。いま夜半の天頂付近のかに座(有名な散開星団M44の近く)にあって写真光度が11.6等と明るいです。西に幅の広い美しい尾がみえます。 口径15cmくらいの望遠鏡を使用すれば、30倍くらい ...

 写真は私がトレーニングや水泳に通っている高知市の施設です。高知市の介良にある、総合運動場です。芸西村の天文台へ約1時間かけて通い徹夜で観測の仕事をこなすとなると、かなりの体力が必要です。体のどこかに痛いとか、疲れたとかの不具合があると、観測を休むのではな ...

 高知市の関観測所が芸西村に移転した時「Kochi Observatory Geisei Station」の名称を国際的に使っていました。その時の主力望遠鏡が、口径40cmの反射赤道儀でした。運転は非常に悪いガイドでしたが、腕でカバーしました。4分毎に起こる大きなブレを予期してのガイド観測で ...

 2018年2月21日に近日点を通過して双眼鏡的な明るさになるかもしれないと期待されていた彗星ですが、いま夜半の空にあって13等星として輝いています。 写真は芸西天文台の70cm、反射望遠鏡で12月22日に撮影したものですが幽かな尾を曳いている様子が分かります。 彗星はさ ...

 しし座はよく新彗星の発見される星座である。古くは1928年の”クロムメリン彗星”。1940年の”岡林・本田彗星”、1956年の再び”クロムメリン彗星”そして1961年の”セキ彗星”等。黄道に近く、秋のお天気の良いころ、明け方の空に昇ってくることから、彗星が発見されやす ...

 今は絶対に入手できない本二冊です。日本で最初に反射望遠鏡の研磨を始めた中村要氏と山崎正光氏の書いた貴重な資料です。どちらが先に手掛けたかは判然としません。中村氏は京都大学の花山天文台を舞台に活躍、日本での天体写真のパイオニアです。左が中村氏の「天体写真 ...

 高知県佐川町の石灰岩採掘の現場では、作業員5人くらいが集まってギターの練習に熱中しました。練習はお昼休みで、そのために私が指導に通いました。一年先には工場で演奏会を開くと意気込んでいました。 ギタークラブの主任は山崎建臣(たてとみ)さんと言って、中年の体 ...

 高知県佐川町、かわせみの会場で、老人大学の授業が始まったとき、きまって最初に「笑いヨガ」から始めます。そして”老人大学の歌”をピアノの伴奏に合わせて合唱するのですが、これは往年の有名な軍歌の変え歌であることに気がつきました。  ♪貴さまと俺とは同期の桜 ...

 1961年当時の「物干し観測台」を再現してみました。数年前の、高知市科学図書館での天文講演会は、この上に立って話しました。そう、野良猫のやってきていた観測台です。1965年の”池谷・関彗星”接近の時には、沢山の報道関係者が、左側の母屋の屋根に上がって、突如崩れ ...

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