時々爆発的に明るくなることで有名な29P(シュワスマン・ワハマン彗星)が明るくなっているらしいとの情報が入りました。芸西では11月29日の晩18時、70cm反射鏡を向けて見ました。 この日は望遠鏡の調子が悪く、良い写真が撮れませんでしたが、180秒の露出で何とかわかる ...
2018年11月
不思議な高知隕石
私の家の中に永いこと眠っていた「隕石」が目をさましました。30年ほども行方不明になっていた「高知隕石」が戸棚の片隅から出てきたのです。隕石を分析して調査した高知大学の沢村博士の研究データまで出てきたのです。写真がそれです。隕石は最大わずか1cmの世界最小と言わ ...
幻の山崎正光氏の音声
今から遠く1928年に彗星(クロムメリン)を発見した、山崎正光氏の声が実に61年ぶりに再現しました。古い録音テープは私の本棚の片隅から最近発見されたもので、元・石垣島天文台長の宮地竹史氏が、今のCDに吹き替えました。新しいCDのデザインは、20cmコメットシーカーの ...
オリオン星座の思い出
「オリオンがやってきた。遠く大犬が吠えている。見よ!この絢爛たる夜天の祝祭を」と、ある天文詩人が書いています。 確かに冬の夜空を彩るオリオンほど豪華で美しい星座は他にありません。オリオン星座の”三ッ星”は、赤道の真上にあって、世界中どこでも見られることも ...
獅子座流星群
33年の周期を持つ母彗星(55P/Tempel-Tuttle)によって、ばらまかれる流星ですが、今は彗星が地球から遠く、最近は顕著な出現はありません。11月19日の朝、芸西天文台で監視していましたが、1時間で僅かに数個、暗い流星が見られただけでした。 かって欧州やアメリカ大陸で ...
彗星は永遠の瞬間の輝き
いま明け方の地平線に低く輝いている彗星(C/2018 V1)は、幻想的な青い色のコマを持った彗星ですが、中には太陽に接近して長い尾を曳く彗星もあります。添付した写真のように、その姿が庭を掃く「ホウキ」に似ていることから、昔から「ほうきぼし」の呼び名があります。 ...
龍馬の誕生祭
毎年、今の西暦の11月15日は坂本龍馬の生誕の日で、高知市の上町1丁目の生家では盛大な式典が催されている。 龍馬の生まれた家とされる上町の電車通りには、古い家が残されていたが昭和20年の高知市空襲で焼失した。小学校のクラスメートが隣にいて、よく私たちは遊びに入 ...
翡翠の如く輝く彗星
さて先回お約束した新彗星の芸西での写真をおみせしましょう。”翡翠のごとき彗星”とは、このような姿をいうのでしょうか?特にグリーンの輝きは抜群です。同じ日に撮ったウィルターネン彗星のコマは真っ白ですから、やはり今回の彗星が物質的にグリーンが強い特色です。 ...
ああ憧れのドノホーメダル
戦前、古くからアメリカの太平洋天文学会では、新彗星を発見した人にその功績を称える目的で発見賞のメダルを授与してきた。富豪ドノホーの基金によるもので、戦後、この制度は終わった。この憧れのメダルは、いまいずこに輝いているであろうか。 コメットハンターにとっ ...
明るい彗星の発見
アメリカのコメットハンター”マックホルツ”は1994年以来、実に24年振りに明るい眼視的な新彗星を発見した。2018年11月2日の事で、同じ日、半日ほど遅れて日本の藤川氏と岩本氏とが四国で写真的に独立発見した。従って、新彗星は三人の連名で呼ばれることとなった。 アマ ...