2019年12月

 1980年、芸西天文台が完成してから10年ほどたったある日、NHKで毎年恒例の”行く年くる年”で放送に参加した。12月31日の大晦日、ブエノスアイレスから、冒険家の植村さんがまず南極大陸に向かって船で出発した。続いて雪の千歳空港から、航空自衛隊機が今年最後の訓練飛行 ...

 何かと忙しい年末の一日を、妻と百貨店やスーパーマーケットに出かけました。お正月は親戚一同が集まるので、食品の買い物が多くなってしまいます。ある店でお菓子の陳列を見ていたら”ブラックホール”そっくりの形をしたドーナツを発見し、おかしくなりました。この道の ...

「ジャコビニ彗星」と聞くと大昔、、大流星雨を降らせた彗星を思い起こします。この彗星に関する流星は最近聞きませんが、有名な彗星です。結構明るくて小望遠鏡でも見られます。最初の出現は1900年らしいです。 60cmが完成して約5年後の1985年に撮影しました。彗星は先の ...

 わし座の南に見える美しい散開星団です。小さなコメットシーカーで見ていると「ボーッ」として彗星のように見えます。寒い冬の朝方捜索していて、思わず彗星か?と思って全身が暖かくなるのを経験しました。しかし、探しても探しても、見つからない日が続きました。若き日 ...

 今回の日食は、残念ながら四国地方では雲が多く、完全な姿で見られませんでした。昔の大概の日食は晴れたのに、太陽が終始顔を見せなかったのは今回がはじめてです。 古い天文の写真アルバムを開いていましたら、1965年11月に四国地方で見られた部分日食の連続写真が出て ...

 その頃私の観測所は、自宅から道路を隔てた北の畑の中にあった。元、製紙工場のあった廃屋の跡で、高さ3mほどの用水タンクを改造したものだった。1953年頃だった。朝の6時、観測が終了してようやく明け染めてきた東の星空を眺めて、独り浩然の気を養っていた。朝方の、こと ...

 半世紀も昔に出版された本です。”イケヤ・セキ彗星”の発見物語で、そのストーリーが2020年1月21日から、高知市のみらい科学館「オーテピア」のプラネタリウムで上映されることになりました。 1965年9月19日の、台風24号の来襲と共にやってきた不気味な彗星は、浜松と高 ...

 自宅2階から見た夕暮れのひと時です。宵の明星「金星」が、断然明るく輝きはじめました。一番明るい頃には昼間でも太陽の東や西に見えます。戦時中の1943年、勤労奉仕に行っていた高知市の介良で、これを目撃し、多くの学生たちが、敵の飛行機だとか落下傘だとか言って騒 ...

 いま月があって星は見えませんが、一昨夜は双子座流星群が活動していたはずです。年が明けると1月4日に”四分儀座流星群”が活動するはずです。これは夜明け前に微光星が多く見られます。北天を見ていてください。 暖かい冬の日の朝、近くの鏡川畔を散歩しました。途中 ...

 オーストラリアの加藤さんから60cm反射望遠鏡の写真と記事が送られてきました。五藤光学製のカセグレン式望遠鏡で、元、芸西で使用されていたものです。1965年の「イケヤ・セキ彗星」発見の後で、高知県出身の五藤斉三氏から、半分は私個人の観測用に、そして後半分は県下 ...

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