2020年01月

 いつかのTVで、海のイワシの大群が天敵のサメ等から身を守るために、一つの球形の群団になって行動するのを見た。空の鳥も同じ事で、椋鳥の大群が数千匹、市街の空中で舞った。球形になったかと思うと、次は紡錘状銀河を思わす様な縦に引き伸ばした形となる。更に元の球形 ...

 ここ高知県には二つの隕石が落下している。 一つは明治時代に東の香北町に落下した「在所隕石」である。もう一つは終戦の年の昭和20年12月、高知市の桟橋通の、民家に落下した「高知隕石」である。  高知隕石は丸い小さな豆のような形で、直径は僅か9mm、世界最小とさ ...

 オリオン星座は、最も均整の良くとれた冬を代表する星座です。冬から、春先にかけて東の空に登って来るその姿は、まことに勇壮そのものです。子供のころ、父から「三ツ星」と教わって、初めて覚えたのがオリオンでした。 オリオンは2等星の三ツ星を挟んで右(南)にリゲル ...

 明治時代に高知県の在所村(今の香北町)の有光さん宅の庭に、珍しい「石質隕石」が落下した。最初に研究したのは高知市に住むアマ天文家の「正木さん」という方でした。戦前の事で、当時の土陽新聞には「嚇嚇の音、天地を圧する」とか、「36発の大砲をぶっぱなす音」とか ...

 今のところ双眼鏡的な明るさになることが期待されているその後のパンスターズ彗星です。夕方の北天にあり、芸西の70cm反射望遠鏡で撮りました。明るいコマと、長さがさ10分角くらいの尾がみえています。 彗星はまだまだ明るくなり尾ももっと長くなることが期待されます。 ...

 ある冬の朝、いつも通る「築屋敷」の散歩道を歩いていました。立派な石垣の門構えの家が続きますが、住人がいなくなって空き家になった家も多いようです。垣根に黄色い花が咲き乱れて、美しい碧空を背景に輝いていました。この家も石段のある門は荒廃し「武井」という古い ...

 先日も塔のような奇妙な雲を紹介しましたが、あれから数日後にまるで巨大なUFOのような雲が出現しました。最近の異常気象のシンボルでしょうか?UFOとは「未確認飛行物体」の意味ですが、いまから半世紀ほど昔には良く噂されました。しかし、その多くは金星や大流星がその ...

写真は高知市上町の自宅3階屋上からの夕景です。昔「波の塔」という通俗小説があったように思いますが、これは珍しい”雲の塔”の情景です。波の塔は、一瞬にして崩れます。雲の塔は時刻と共にやや変形しながらも高くなっていきます。そして様々な幻想を呼びます。雲の右側に ...

 親子二つ並んで飛ぶ”ビーラ”彗星。この様な奇怪な光景が果たしてあったろうか?1826年に、オーストラリアのビーラが発見した彗星であるが、その周期は7年弱。1832年には再び現れて、地球に0.002天文単位(約30万キロ)と大接近して世間を驚かせた。その後何回か回帰した ...

 先に述べたフランスのコメットハンター「ポン」は、メシエと共に19世紀を代表する発見者だった。これら二人は口径2インチ半(60mm)くらいの実に小さな屈折望遠鏡を駆使して、多くの彗星を発見した。ポンはパリの天文台の門番をしながら観測していたという。 一方メシエ ...

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