2020年04月

 坂本龍馬は鏡川に近い、上町1丁目に生家があった関係で、子供の頃には良く鏡川で遊んだらしい。そして築城屋敷町の、剣術の道場に通った。今となってその道場の跡を発見することは難しいが、この町は歴史が古く昔の儘の姿で残っている家が多く、あるいは痕跡が残っている ...

 旧、「築城屋敷(つきやしき)町2丁目」の見事な石垣の塀である。この石垣の道は、昔は鏡川に面した草ぼうぼうの道だったが、宝永元年(1704年)御上の許可を得て、住民たちが石垣の塀のある家を建築して行ったものである。昔の職人たちの見事な技術による芸術的な美しい石垣 ...

 まさに春たけなわの鏡川畔です。川の向こうに筆山が見えています。仲秋名月のころには、大きな月がぽっかりと山の上に出て、さながら中国の「廬山の月」を思わすものがあります。正面に見えている大きな建物は高知市の体育館です。この建物の中に温水プールがあって、よく ...

 もう半世紀近くも昔になります。東京の府中市の「五藤光学研究所」の研磨工場に集まったのは、向かって右から東北大学の光学の専門家、吉田正太郎博士。中央が高知県に60cm反射望遠鏡を贈った五藤斉三氏。そして左端が関です。 工場で研磨された60cm反射望遠鏡のフーコー ...

 この4月28日に、東方最大離角の頃の宵の明星、金星が最大の光を発揮します。その光度はマイナス4.5等と言って半月並みの明るさになります。宵闇の中に怪しく輝く金星には、多くの人がUFO(未確認飛行物体)とて騙されました。 10年程昔になりますが、高知県のある小学校の ...

 この5月末に、最大級の明るい彗星になる、と期待されていた「アトラス彗星」ですが、最近核の分裂後、急速に暗くなって行きました。4月16日の夕刻、芸西の70cm反射望遠鏡で撮影したところ、分裂核は目立たなくなり、12等級の主核の周りに薄いコマが広がり、かすかな尾が見 ...

 大変期待されていた「アトラス彗星」であるが、内外の情報を見ると最近増光がにぶってきた感がある。さらにショッキングなニュースとしては、彗星核が幾つかに分裂崩壊を始めた、と言うのだ。先回紹介した「シュワスマン・ワハマン3彗星」のイメージを想いだしていただきた ...

 4月も中旬になったのに、風の強い寒い日が続く。そんなある日暮れなずむ西の空に美しい夕焼けが展開した。 武井守成の作曲した「夕焼け」と言うギターの曲が夕空を眺める私の心のなかで響きはじめた。美しいトレモロの曲である。 夕焼けとの出会いは子供の頃からあった ...

 いま太陽に接近して今世紀最大のホーキ星に発展しようとしているアトラス彗星に、内外で奇妙な噂が立っている。即ち光度の上昇が止まり、彗星の中心核が、今にも崩れそうな奇妙な形になってきた、というのである。このアトラス彗星は、大昔に、これと非常によく似た軌道を ...

 今日は満月ですが、満月でも特別に明るい大きな月を「スーパーフルムーン」と呼んでいます。その理由は簡単で、月は地球の周りを約30日かかってやや楕円軌道でまわっているために、地球に最も近い時、普段より大きく明るく見えるのです。 ”ボンの様な月”と言う表現があ ...

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