クラシックギターはヴァイオリンと共に楽器の中で最も古い歴史を持つ。太古の昔、ヨーロッパを旅したムーア人がスペインに伝えたのが、スペインギターの起こりだったという。有名なガリレオ ガリレイの父、ビンセントガリレイもリュート(ギタ—と同系統の弦楽器)の作曲 ...
2020年06月
スバルと新月のランデブー
プレヤデス星団(スバル)の中に月がこっとりと入った珍しい現象です。すばるは黄道の近くにあるので、白道上を通る月と、ときどき接近します。 私の観測所が上町の自宅にあった時、ふと夕空を見ると新月がすばるの中にコットリと入っていてびっくりしました。中庭の”物干 ...
木星と天王星のランデブー
太陽系最大の惑星「木星」と「天王星」とのランデブーです。同じ黄道上を運行していますから、まれにこういうことが起こります。木星の4個のガリレオ衛星は、左の端に二つ重なっており、本体の右側に二つあって、4個全部見えています。明るい木星のすぐ隣の青い星が天王 ...
6月の惑星の輝き
梅雨の半晴れと言うのでしょうか。四国地方は7月の初め(4日)に早々と梅雨入りが発表されましたが、梅雨らしい本格的な雨天はそれほどありません。今日6月26日も晴れて、新緑のすがすがしさが目立ちました。 しかし夜はそれほど星がよく見えていません。先日の部分日食 ...
芸西の日食会は曇り
この日は曇天でしたが、部分日食のために天文台を公開し、40名の親子が集まりました。しかし終始雲が晴れず、幽かにその様子を見るにとどまりました。教室では、最も金環食に近い石垣島での太陽の欠けていく様子がインターネットで上映されました。天文台の庭からは時々雲 ...
風船爆弾の追憶
最近謎の風船体が宮城県の仙台市その他で見られたことが報道されたが、実は私もそれらしい白い風船を目撃した。もうかれこれ10年になろうか、上町の自宅の屋上で空を見ているとき、白い風船が足早に東に向かって流れていった。その高度は約1km。風船の見かけの大きさから実 ...
梅雨期の大彗星
6月は梅雨の季節であるが、彗星の方はこれとは関係なく、容赦なく出現する。 先に述べた銚子地方気象台の林さんが発見した「ウィルソン・ハーバード彗星」は6月の梅雨のころの発見で、日本での観測はなく、高知市でも観測することが出来なかった。それより10年余り前に出 ...
古い講堂と高い銀杏の木、そして竜馬
開校以来100年以上の歴史を誇る高知市第四小学校の講堂と、高い銀杏の木はその歴史のシンボルだった。大政奉還の立役者の一人、坂本龍馬の生誕地を校区にもち、学校では事あるたびに校長が龍馬の業績について語った。講堂の演壇の上には龍馬の有名な肖像画が掲げられてあっ ...
本のサイン会とギター
芸西天文台では毎月何回かの天体観測会が開かれているが、時々サイン会や突然の撮影会も起こることがある。参加したお客さんが、私が昔出した古い本を持ってきてサインを希望するのだ。最初に出した「未知の星を求めて」には3回のバリエーションがあって、本を見るとお客 ...
落日の幻想
気象台による梅雨入りの発表はとっくにあったはずであるが、高知県では好天が続いている。四国が梅雨に入るのは、いつも6月10日前後である。 昔、銚子地方気象台に林さんという予報官がいた。彼は天気予報に関して非常に熱心で、自分の発表した予報が当たっているのかど ...