私の家に近い、鏡川北堤の桜が今日27日、満開となりました。綺麗に石垣の並ぶ長堤で「つきやしき」と呼びます。昔、坂本龍馬が剣道の修行に通った道で、そのころにはまだ桜の木は植えられていなかったと思います。多くの人が散歩やランニングでこの道を通ります。川の南に ...
2021年03月
第50回「彗星会議」高知市大会
記念すべき第50回の「彗星会議」のプログラムがほぼ決まりました。ちょっとした行き違いから、開催の日が観測の新月前後になりましたが、彗星に興味のある方ならベテラン新人を問わず自由に参加して下さい。今回は彗星会議の若返りを考えて、特に初心者の為に有益な内容を ...
ギターと沈丁花の香り
大成功をおさめた大阪でのセゴビアのギター演奏会は、その二日後に神戸の国際ホールで再び開催された。私は3階の後ろの方で聞いていたが、小さく見えるステージのセゴビアから、時々躍動するような音が響いてきた。音質がいいので、かすかなピアニシモの音声も会場の水を ...
セゴビアのギター演奏会
1958年5月、大阪中之島の「フェスティバル ホール」で、アンドレス.セゴビアによる演奏会が戦後初めて行われた。約3,000人の聴衆が集まったが、小さなはずのギターの音色は、場内の隅々まで響いた。優れた技能による千変万化の音の変化に皆、陶酔した。当日のプログラム ...
星とギターの接点
拙著「未知の星を求めて」には3回の出版があるが、最初の本を出して間もなくの頃であった。大阪に住む若い女性から手紙が来た。何でも1946年12月の南海大震災に遭遇し、家族も家も失って天涯孤独の身となった。その後、叔父に引き取られて孤独な生活を送っている時、たま ...
「未知の星を求めて」伝3
拙著が国内にで発売され始めて間もなく、アメリカ在住の「コノミ ジン」と言う日系の人から本を英文に翻訳したい、との連絡がありました。半年ほどかかって英訳したそうですが、アメリカで発行されたかどうかは不明です。このころイギリスのBBC放送が「宇宙の驚異」と題す ...
芸西天文台の桜
芸西天文学習館では最近のコロナウイルスの関係で、ひところより参加者が少なくなっていますが、依然公開が続いています。教室でも、人と人との間隔を大きくとって、ゆったりと星のお話を聞くことができます。3月12日は私と松木講師との担当で、雨の中、少ない人数ながら、 ...
「未知の星を求めて」伝2
1966年、東京に「関記念出版会」という団体を起ち上げて本は全国的に発売されたが、初版を発売して直後、不幸にも印刷所が火災に遭って、そのあとが途絶えた。しかし初版本を読んでからの反響は多くあった。 当時、愛媛県の女子中学生だった池川博子さんはバレーボール部 ...
「未知の星を求めて」伝1
四国も最南端、足摺岬は日本列島の中で、太平洋黒潮の最も早く到達する所で、さきにいろんな漂着物をめぐってのロマンを紹介したが、今回はそれとはまったく違った悍ましい話である。 ずいぶん昔であるが、足摺岬が”飛び込み自殺”の名所として、ある映画に登場したこと ...
東日本震災地復興のシンボル
2011年に起きた東日本大震災には驚いた。私も1946年の南海大震災に遭っているので、その恐ろしさが心の底までひびいた。その時、せめて復旧のシンボルの星でも宇宙に輝かせて、多くの罹災者を励ましたい、と思って福島県に在住する同好の佐藤裕久さんと相談して小惑星への ...