2021年09月

 朝方の東の地平線上に、今年もうっすらと黄道光が見えてきました。1940年10月の「岡林-本田彗星」は、明け方の黄道光の明るい獅子座の大鎌の中に発見されました。実際の発見は9月の下旬で、岡林さんは倉敷天文台の庭でオットウェー製の口径70mmの屈折望遠鏡で発見したので ...

 太陽の近くには”クロイツ族”の彗星に限らず、人知れず大接近して消滅したり、あるいは高熱の打撃を受けたまま、去っていくものもあります。これらの彗星のほとんどは地上から見えませんが、太陽観測衛星に映ることが、しばしばあります。下の写真はその1例ですが、明るい ...

 今夜は満月と中秋明月の完全に一致した夜です。午後から雲の多い日でしたが、夜に入ってその白い雲間から見事な丸い名月が顔を出しました。昔は町が暗かったので、月に照らされた家並みや道路が神秘的な美しさを称えていましたが、今は月光という光を感じなくなりました。 ...

 今日(2021.09.19)の午後もよく晴れました。遠くに見える筆山の上に56年前の今日、彗星を発見しました。午後になって東京からの返信を待っているところへ、土佐市のコメットハンター「池幸一」氏がノコノコとやってきました。発見したにしては慌てていません。よく見ると ...

 ”セプテンバーコメット”という彗星があります。それは1882年9月に大西洋を航行中の汽船の上からたくさんの人によって発見された「太陽を掠める彗星群」の一つで、”クロイツ族”と呼ばれている彗星です。周期は大体1千年くらいで太陽を公転していますが、1965年に発見 ...

 台風14号一過後の南天に明るい惑星が二つ見えて来ました。二つ並んで右が土星で左が木星です。火星は太陽に近くてみられませんが、大きさの比較のために、ならべてみました。 これらの写真は、芸西天文学習館の70cm反射望遠鏡で見た姿です。倍率は200x。土星では輪の中に ...

 久しぶりで鏡川の河畔(築屋敷)を歩いてみた。まだ気温が高いが、野原はだんだんと秋が進んできていることが分かる。立ち並ぶ家の古い門札は、昔から名前が全く変わっていない。豪華な石垣の家に「山崎」とかかっていた。  あれは1948年の秋であった。突然明け方の空に ...

 太陽系最大の惑星である木星が今夕空で見ごろです。雲の多いこの頃のお天気ですが、21時から22時ごろにかけて、南向いて視線をずーっと上に上げて行くと、きわだってあかるい黄色い星が眼にとまります。これが木星で瞬いていません。写真は35mmカメラの標準レンズで30秒ほ ...

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