バーナードは、19世紀から20世紀にかけてアメリカで活躍した天文家である。木星の第5衛星の発見者であり、天体写真の開拓者でもあった。 1882年9月の、セプテンバーコメット(太陽を掠める彗星群)が発見された時には、白昼太陽のそばで分裂しながら太陽を回る、同彗星の ...
2021年10月
夕月と天文台
去る10月15日は芸西天文台の一般公開日でした。あいにく雲の多いお天気でしたが、メインの金星や土星。それに月と木星が接近して良い眺めでした。 先日紹介した夕暮れの西南に低い天体は、土星ではなく金星でした。0等級のあかるさでよくみえます。逆に土星は木星の少し西 ...
高知市民の大学
高知市民の大学運営委員会の主催する、科学講演会が先週から始まりました。10月12日は私の担当で、「彗星と小惑星の発見」というテーマでお話しました。現在、高知市のオーテピアに展示してある9cmのコメットシーカーを、同科学館の好意で借り受け、演題にのせてのお話とな ...
東亜天文学会の重鎮
東亜天文学会(OAA)は、戦前の大正年代に京都大学の山本一清博士によって設立された天文学会である。昭和期に入って、山本博士が大学を退官された後も、博士を会長として続いた。 東の日本天文学会に比べて、一般のアマチュアが多かった。中でも長谷川一郎氏は、計算面で ...
「未知の星を求めて」の再版へ
今は幻の本となった「未知の星を求めて」再版の校正が全部終わりました。後は高知新聞社から新装となって再発刊されるのを待つだけです。第4章、5章が新しくなりました。最初に発行された1965年頃とは、星とそれを取り巻く天体観測の模様がまた違いますが、新しい時代にあ ...