2022年06月

 古い手紙を整理していたら、天狗高原の絵はがきが出てきた。30年以上昔であるが今もほとんどその光景は変わっていない。出したご本人は、高知県の越知町の女(ひと)であるが、今もお元気であろうとおもう。海抜1400の山の聳える天狗高原の宿舎まで独り歩いて行ったという ...

 四国地方は梅雨に入っていますが平年のように激しく降りません。それかといって星のよく見えるような好天もありません。雲の多いグズグズした御日和が続いています。 梅雨は毎年7月の20日前後に明けますが、今年はその7月18日の梅雨の明けた頃、天文講演会があります。高 ...

 1940年、太平洋戦争が勃発する寸前の秋の夜だった。急にサイレンが短い尾を曳いて鳴り始めて目が覚めた。父が「勉、起きろ!火事だ」と叫んだ。寝ていた二階の北の雨戸をあけたが、近くには火事らしい赤い光は見えなかった。 自宅から東北に道路をまたいで100mほどの位置 ...

 深いガスがかかって、残念ながら星は見えなかった。1000m級の重畳たる山が亭々として連なる、ここ天狗高原の天文台は海抜1,400mの高所にある。いったん晴れたら、きっと恐ろしいばかりの星空が展開するであろう。ここには、五藤光学の45cm反射望遠鏡がある。  チェコの ...

 天狗高原の標高1400mの宿舎には、五藤光学の45cmのカセグレン式反射望遠鏡がドームの中にあります。肉眼で見ても7等星近くまで見える素晴らしい気象条件の下で見ると、一体どんな宇宙が展開するでしょう。世界最大級の天体望遠鏡でながめる世界がそこにあるかもしれませ ...

 高知県天狗高原の出張から帰っても高知県は厚い夏雲におおわれました。関東地方では珍しく、南より、早く梅雨に入ったそうですが、ここ高知市ではまだ晴天が続きそうな気がします。 真っ白な太陽がいっぱいの夏雲の彼方には、遠く南の「鷲尾やま」がみえています。標高は ...

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