2022年10月

 オリオン星座のまた輝く季節がやってきました。 行儀よくきちんと並んだ”三ツ星”に、北に赤いベテルギウス。南に青いリゲルを配した良く均整のとれた星座はほかにありません。それに「三ツ星」はちょうど天の赤道上にあって、世界中、何処からでも眺められるのも人気の ...

 自宅3階屋上からの眺めです。地平線に低く蜃気楼に似た景色が展開していると思っていたら「アッ」と言う間に目の覚めるような夕焼け空になりました。(この赤さは凄い!)と思っていたら僅かの間に太陽は地平線下に低くなって雲は赤く輝かなくなりました。 昔、祖父の時代 ...

 芸西天文台での天体観測会である。13夜の月が明るかったが、いま惑星が見ごろなので、観測会が強行された。南の中天には美しい輪で有名な土星があった。そして東に登ったばかりの明月のそば(北)には、惑星第1の明るい木星が煌々と光を放っていた。 望遠鏡の赤道儀が故障 ...

 仲秋の名月のころはどちらかと言うと、お天気の悪い時期で、雲の多い中に名月を仰ぐことが多い様に思う。しかし旧暦の15夜には、いやと言うほど晴れて、煌々と光る満月を見る事が多い。私の好きな曲に滝廉太郎の「秋の月」という歌曲があった。 ♪ 光はいつも変わらぬも ...

 岡林−本田彗星(1941 s1)が発見されたのは、今から遠く1940年の10月4日(UT)のことであった。当時倉敷天文台にいた岡林滋樹氏と鳥取県の八頭郡の自宅で農業を営んでいた本田実とがそれぞれ独立して発見した。場所は明け方の獅子座の大鎌の中で、光度は8等級であった。  ...

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