長い悪天で芸西での観測はしばらく途絶えていました。なんと雲の多い天候だったでしょう。長い観測の歴史の中に、この様な異常はありませんでした。

 メーカー(西村製作所)によってドームが修理され、70cmの望遠鏡も調整されました。その直後、深夜に月を避けて観測しました。今は残念ながら明るい彗星はありません。小さなコメットシーカーで何とか見える明るさのものがいくつかあります。

 今夜観測した彗星は「マクノート周期彗星260P」です。オーストラリアのコメットハンターが見つけていたものですが周期は6.9年で近日点の通過(太陽に最も近づく)は9月9日。丁度今日じゃありませんか!!そう思うと観測する心にも特別な思いがありました。
 
 70cm反射望遠鏡で5分露出した姿をお目にかけます。やや西に向かった尾が印象的です。マクノートさんは10年ほど前に、日本で開かれた「彗星会議」に参加されました。沢山の彗星を写真(CCDカメラ)で発見していますが、この数年は空白が続いています。今年の「彗星会議」は6月、高知市のオーテピアで開催されることになっています。

(写真はISO 2900で5分間露出。Nikon D-700)
IMG_1435
にほんブログ村 科学ブログ 天文学・天体観測・宇宙科学へ
にほんブログ村