梅雨に入った四国地方ですが、梅雨入り前の5月、晴れた日が続いていました。 芸西天文台のドームの上には、気の早い天の川が輝いています。 芸西には、まだこのような美しくも凄い星空があったのです。銀河宇宙の中心方向の、いて座付近です。
かつて新潟県を旅した松尾芭蕉が、出雲崎の海岸に立って、

荒海や 佐渡に横たう 天の河

と言う名句を残しました。大昔、芭蕉が見た天の河はどんな「天の河」 だったのか。およそ光害というものを知らなかった昔の星空は、さぞかし凄かったことでしょう。
2010年頃、新潟市で「彗星会議」があった時、私はここを訪れて出雲崎の浜に立ってみました。遥か遠くに佐渡ヶ島が髣髴として見えていました。しかし天の河は佐渡の方角には見えません。後ろ(東南)です。しかし「佐渡の上に横たわる」と言う表現を使わないと句にならなかったのでしょう。

天の河を歌った芭蕉も、小惑星(10829)として星になっています。

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