今年は6月早々に気象庁から入梅が発表されましたが、ここ四国地方では雨はほとんど降らず好天の日がつづいています。高知県では、昔は10日過ぎに梅雨に入ることが多かったように思います。まだ梅雨前線は南にあるようです。
まだ梅雨入り早いな?と、素人意見をしていました。
今年は家の裏の溝に「あまがえる」が住みついて雨の降りそうな日には必ず鳴いています。やがてふり出します。鳴き声でどうやら雄と雌二匹いるらしいです。
ところが梅雨入りが発表された後の10日間くらい全く鳴かないのです。そして雨はほとんど降りません。天気予報は、気象衛星を使った科学的な人間の予報より蛙の方が詳しいというのでしょうか?
田舎の漁師で、お天気に詳しい人が各地にいました。大昔、小学校から田舎の離島に遠足に行ったとき、渡しの船頭さんが予定の時刻より3時間も速く迎えにきました。事情を聴いてみると、「予報では晴れが続くが、この風向きでは空が荒れてくる」と言うのです。船で港に帰る途中、そのとおりの風雨になりました。昔のそうした人は、その土地の気温や風向きから、独特の予報術をもっていたようです。そうしたことが文献として残らなかったことを残念に思います。

私が彗星を発見する少し前の1961年の6月、「ウイルソン・ハーバード彗星」が
突然出現しました。日本では梅雨の最中で観測者は居なかったのですが、ただ一人、銚子地方気象台の林さんが、これを肉眼で発見し、日本天文学会から表彰されました。林さんによると、自分の発表した天気予報が正しいかどうか確かめるために、夜中に星座を観察して雲の様子を調べていたそうです。そんなとき明け方の空に、雲ではない尾を曳いた彗星がたなびいているのを発見したそうです。林さんは天気予報の為に星座を勉強したのです。
いま気象予報士は沢山いてテレビなんかに登場していますが、林さんのような熱心家は少ないと思います。

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