これは楽しいロマンです。
高知市の中央を流れる鏡川のほとりに山内容堂公を祭った神社があります。
私は朝の散歩の時、よくこの付近を通るのですが、ある日、参道に「亀石」という珍しい石が安置されているのに気が付きました。まるで海亀の化石かと疑うほどに良く出来ており、亀の背の模様やそして首まで丁寧についているのです。一体どこからこのような亀そっくりの巨大な石を運んできたのか?その歴史は古く謎です。

お伽噺に登場する浦島太郎と海亀の物語はあまりに有名ですが、私はこの話は土佐が舞台ではなかったか?と想像します。高知県も西の足摺岬に近い松林の長い海岸に「大岐の浜」と言う美しい砂浜があります。ここに浦島太郎と海亀の出会いを設定しましょう。浦島太郎がある日、助けた亀の背に乗って運ばれた竜宮城は、ここから100キロ以上東の桂浜の竜宮だったのです。

高知県の海岸は東西に200キロ以上にわたって連なる美しい浜で、海亀の産卵の
絶好の場所でもあります。この物語が土佐から発祥したとしても決して珍しくは無いでしょう。因みに「浦島太郎」も「大岐の浜」も高知県(芸西)で発見した小惑星に命名されています。
浦島太郎を乗せた亀は、こんどは宇宙の竜宮城目指して泳いでいるに違いありません。
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