土佐湾では時々「だるま太陽」が見られることで有名ですが、ここ芸西天文台では南は太平洋が見えるものの、西は山ですから見られません。しかし珍しい夕日が見られ、時どき「幻日」や「蜃気楼」の疑似現象が見えることがあります。
写真は西の手結山に沈む夕日です。この遥か彼方に高知市が
あります。

私の祖父「丑郎」は戦前に高知市上町の自宅の屋上で蜃気楼を見たことがあ
ったそうです。それは早春の夕方で、広い原っぱを兵士が馬に乗って走っている光景だったそうです。上町から西と言えば、昔は朝倉に44連隊の営所があって、兵士たちが訓練をやっていました。そう、あのフランク・チャンピオンが曲芸飛行をやった場所です。もしかしたら、そのあたりの風景が蜃気楼となって、逆さに写っていたのかもしれません。
昔は蜃気楼といい、人魂と言い不可解な現象
が多くあったのですが、その体験を時々お話しましょう。


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