先日高知新聞社のある女性記者から、高知県の上空で見られたという怪物体についての問い合わせがあった。同じ日に高知県の西部から、東部にかけて無数の光る天体?が通過し、沢山の目撃者がある、というものであった。翌日の朝刊にUFO(未確認飛行物体)として報道された。
まず考えられるのは、流星か人工天体か、あるいは夜間飛行の飛行機類かと思うが、人工衛星がそんなに沢山編隊で飛ぶことは無いので、これは、おそらく渡り鳥の群れが飛行し、地上からの夜の光で白く反射して見えたものではないか?と思う。
まだ人工衛星の飛んでいない1938年頃、本田実さんは、9月の南の空で、彗星捜索中に非常に速く東に移動して行く白い円盤体を目撃した。数分間追跡して見失ったが、本田さんは「昔フランスのponsが見た、地球に大接近した彗星ではないだろうか?」と語っていた。ポンの目撃した、と言う天体は後「グリグ・シエレルップ周期彗星」であることが判明した。
新しいところでは2004年4月12日に、突然白い満月ほどの光体が、芸西天文台の上空に現れた。物体はかなりのスピードで東に向かって飛行して行った。2等星で約1分間、追跡した。この天体については、北関東でも目撃者があって、パララックスの関係で、関東では南の地平線に低く見えた。これによって物体は成層圏を東にとんだことが判明した。即ち地球に非常に接近した小彗星が、地球の軌道を追い越すように進んでいったのだ。これぞ幻の彗星発見である。
旧聞になるが、1960年頃、上野の科学博物館の小山ひさ子女史が、太陽の黒点を観測中、無数の黒い影が太陽面を横切って行くのを目撃した。OAAの木辺氏は惑星面の観測を担当していたが「これは天体ではなく、鳥の群れであろう」と、結論づけた。新しいところでは2019年10月29日、芸西で周期彗星260Pを観測中、青と赤の怪しい光が横切っていった。これは恐らく、高空を飛ぶ飛行機か、人工衛星であったろうと思う。
(写真は、中央のボーッとした小さな光が彗星260P)


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まず考えられるのは、流星か人工天体か、あるいは夜間飛行の飛行機類かと思うが、人工衛星がそんなに沢山編隊で飛ぶことは無いので、これは、おそらく渡り鳥の群れが飛行し、地上からの夜の光で白く反射して見えたものではないか?と思う。
まだ人工衛星の飛んでいない1938年頃、本田実さんは、9月の南の空で、彗星捜索中に非常に速く東に移動して行く白い円盤体を目撃した。数分間追跡して見失ったが、本田さんは「昔フランスのponsが見た、地球に大接近した彗星ではないだろうか?」と語っていた。ポンの目撃した、と言う天体は後「グリグ・シエレルップ周期彗星」であることが判明した。
新しいところでは2004年4月12日に、突然白い満月ほどの光体が、芸西天文台の上空に現れた。物体はかなりのスピードで東に向かって飛行して行った。2等星で約1分間、追跡した。この天体については、北関東でも目撃者があって、パララックスの関係で、関東では南の地平線に低く見えた。これによって物体は成層圏を東にとんだことが判明した。即ち地球に非常に接近した小彗星が、地球の軌道を追い越すように進んでいったのだ。これぞ幻の彗星発見である。
旧聞になるが、1960年頃、上野の科学博物館の小山ひさ子女史が、太陽の黒点を観測中、無数の黒い影が太陽面を横切って行くのを目撃した。OAAの木辺氏は惑星面の観測を担当していたが「これは天体ではなく、鳥の群れであろう」と、結論づけた。新しいところでは2019年10月29日、芸西で周期彗星260Pを観測中、青と赤の怪しい光が横切っていった。これは恐らく、高空を飛ぶ飛行機か、人工衛星であったろうと思う。
(写真は、中央のボーッとした小さな光が彗星260P)


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