大変期待されていた「アトラス彗星」であるが、内外の情報を見ると最近増光がにぶってきた感がある。さらにショッキングなニュースとしては、彗星核が幾つかに分裂崩壊を始めた、と言うのだ。先回紹介した「シュワスマン・ワハマン3彗星」のイメージを想いだしていただきたい。これと全くそっくりではないか!?

 芸西天文台では4月14日の夕方、主砲の70cm反射望遠鏡を使って撮影してみた。明るさは、すぐ近くにあるC/2017 T2とほとんど同じ10.7等。アメリカのセンターの発表した予報より約4等暗い事になる。しかしこのまま増光して行って5月31日の近日点の近くで肉眼的な明るさになるのか、あるいは、このまま儚く消え去るのか、これからが見ものである。

(写真は2020.04.14、20時00分、芸西の70cmで9分間の露出。Nikon D-700、ISO 2.000。短い尾があり、中心核が三つくらいに分裂している様子が分かる)


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