7月7日の七夕様がやってきた。しかし日本列島は梅雨前線の大荒れによる大災害である。星はまったく見えない。しかし、雲の上では、戦時中防空壕の中から見た職女星が限りなく美しく輝いているはずである。そして、天の川を東に渡った牽牛星も。
 この二つの星を底辺とする正三角形の位置に輝く北の1等星がデネブで、これらを結んで、夏の大三角”と称する。この中を北から南の空にかけて流れる天の川は見事である。
 私がまだ幼いころには、旧暦であった。七夕様はいつも梅雨が完全に明けた8月の上旬から中旬に祭ることが多かった。そろそろ秋の夜風が吹いてこようと言うときに、竹につるした色とりどりの短冊はさらさらと河のせせらぎの音をたてた。一家で夜遅くまで空を仰ぎ、改めて星空の神秘に触れたものである。
 1975年の8月であったと思う。突然この星空に異変が起こった。夏の大三角が崩れ、見たこともない星が闖入して奇妙な4角形を形成したのである。天界に一体何が起こったのか?!それは50年に一回、100年に1回と言われる驚くべき現象であった。

(写真は1990年頃に見た夏の天の川で、いて座付近。ドームの中から
撮影。影は20cm屈折望遠鏡。芸西天文台にて)

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