近所を散歩していたら、赤い美しい「ナンテン」の葉が澄み切った青空をバックに、見事な景観を誇っていました。冬は美しい花を発見するのがなかなか難しいのですが、こうしたちっぽけな風景にも思わず足を止めて佇みます。
 近所の児童公園の美しかった銀杏の葉もすっかり落ちて、さびしい光景でした。北風にわずかに命をつないだ黄色い銀杏の葉が一輪、北風にきりきりと舞っていました。

 この時私はふとギターの大家「武井守成」の作曲した、「冬の街路樹」という曲が聞こえてきたような気がしました。詩人だったらこの静寂な光景を、詩歌にまとめるところですが音楽家は、やはりオタマジャクシを配列さします。そうして生まれたのが彼の傑作「落ち葉の精」でもあったのです。


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