北天に輝いています。絢爛たる美しさです。彗星の捜索をやっているとき、この様な美麗な天体が視野に入ってくると、それまでの苦労も疲れも吹っ飛んで、おもわず快哉の声を発します。彗星が見つからなくとも、こうした天体が次々と入ってくる彗星の捜索ほど楽しいものはありません。そして遂、5年、10年と続けていくのです。そのうちに、人間的な修行も加わって”発見”の世界に到達するのです。

 捜索は屈折なら10cm、反射なら15cmが最も適しているように思います。ただし視野の広さを決めるアイピースは50〜60度くらいの視界を持つエルフレ式が適しているように思います。既成の望遠鏡はFが長い(10〜15)ので、どうしても特注品という事になります。反射鏡の研磨は焦点距離が自由に選べます。F6内外が多いようです。彗星も星団・星雲も有効最低倍率が最もよく見えます。10cmなら20x、15cmなら25xくらいが適当です。

 1948年6月、広島県の本田実さんは、この2重星団の近くに4等級の彗星を発見しました。15cm23xの反射望遠鏡によるもので、肉眼でも見えたそうです。C/1948 L1(本田・ベルナスコニー彗星)です。終戦後3年。夜空の暗い良い時期でした。

(写真はペルセウス座の2重星団。40cmF5の自作反射望遠鏡で20分間の露出)

IMG_2399


にほんブログ村 科学ブログ 天文学・天体観測・宇宙科学へ
にほんブログ村