池谷・関彗星は発見された時、太陽を掠める特殊な天体であって、20世紀最大の彗星になるという事がマスコミによって喧伝されたので、世界中の多くの人が関心を持って迎えた。中でもキューバの音楽家「ホセ・ミシェル・カレヨ」は、夜空に長い尾を曳いて輝く彗星の姿を見て、即興的に作曲した。そして、日本の音楽著作権協会を通じて、楽譜を送ってきたのである。
彼はキューバを代表する楽団に属し、サックスの奏者であったが、ある時日本に演奏旅行することになった。そして高知市でも、ある広い体育館で演奏会が催された。彼はここがコメットハンター「関」の地元であることには気づかずに演奏した。
彗星は北半球で発見されたが、すぐに南寄りのコースを辿り、特に南半球でよく見えた。ネパールのカトマンズでは国王も参列して、彗星の”厄除け祭”を行ったことがNHKのテレビで報道されていたが、途上国では未だ彗星を「災厄を運んでくるもの」との見方があるようである。同じ南でも「イケヤ・セキ彗星」の記念切手を発行した国もあった(コンゴ共和国)。昔は公害が少なかったので、特に南方ではよく見えた。
南の孤島に漂着したジョン万次郎を救ったアメリカの捕鯨船、ジョン・ホーランド号がやってきた時、現れたホウキ星は不運どころか幸運の前兆となった。中浜万次郎の銅像は足摺岬にあるが、ジョンはアメリカにわたって、多くの文化を日本に持ち帰ったのである。こうして、昔から彗星はいろんな場面に登場して話題になったのである。
(写真はイケヤセキの楽譜と作曲者のホセ・カレヨ氏)


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彼はキューバを代表する楽団に属し、サックスの奏者であったが、ある時日本に演奏旅行することになった。そして高知市でも、ある広い体育館で演奏会が催された。彼はここがコメットハンター「関」の地元であることには気づかずに演奏した。
彗星は北半球で発見されたが、すぐに南寄りのコースを辿り、特に南半球でよく見えた。ネパールのカトマンズでは国王も参列して、彗星の”厄除け祭”を行ったことがNHKのテレビで報道されていたが、途上国では未だ彗星を「災厄を運んでくるもの」との見方があるようである。同じ南でも「イケヤ・セキ彗星」の記念切手を発行した国もあった(コンゴ共和国)。昔は公害が少なかったので、特に南方ではよく見えた。
南の孤島に漂着したジョン万次郎を救ったアメリカの捕鯨船、ジョン・ホーランド号がやってきた時、現れたホウキ星は不運どころか幸運の前兆となった。中浜万次郎の銅像は足摺岬にあるが、ジョンはアメリカにわたって、多くの文化を日本に持ち帰ったのである。こうして、昔から彗星はいろんな場面に登場して話題になったのである。
(写真はイケヤセキの楽譜と作曲者のホセ・カレヨ氏)


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