ハレー彗星を観測するために渡った南半球の島であったが、お天気は良かった。高い山が無いので曇っていても、雲は流れ過ぎて星空に恵まれた。南十字や暗黒星雲の石炭袋。それに赤い”毒蜘蛛”あたりの天の川は綺麗だった。日本からは見にくいオメガ星団も、丁度頭上に輝き、ハレー彗星とランデブーした。私たちが滞在していた後、大マゼラン雲に超新星が出た。大マゼラン雲全体を代表するような物凄い明るさで、もう少し早く出現していてくれたら、絶海の孤島でハレーと共に眺めることが出来たと思う。超新星からの光は遂そこまで来ていたのだ。
アメデ島は完全な無人島だった。現地の生きものとして一匹の野良犬と数匹のカモメ鳥を見ただけで、島の人には会えなかった。大型の野良犬は、観光客を見ると、いつも尾を振っていた。アメデ灯台は南半球の海を広く照らし、航海の安全を図ったことであろう。そしてその上に輝くハレー彗星の姿は、灯台の悠久のシンボルでもあった。
写真で見るアメデ島は美しい白い渚で囲まれている。左の方に観光客が船で着く艀(はしけ)が見える。私が20年ほど前に知り合った双子の姉妹と遭遇したのは、灯台の右の方の北の海岸だった。波の静かな砂浜を歩いてきた。よりにもよって南半球の孤島で出会うなんて、ただの偶然ではない。これぞ本当の”邂逅”というものであろう。


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アメデ島は完全な無人島だった。現地の生きものとして一匹の野良犬と数匹のカモメ鳥を見ただけで、島の人には会えなかった。大型の野良犬は、観光客を見ると、いつも尾を振っていた。アメデ灯台は南半球の海を広く照らし、航海の安全を図ったことであろう。そしてその上に輝くハレー彗星の姿は、灯台の悠久のシンボルでもあった。
写真で見るアメデ島は美しい白い渚で囲まれている。左の方に観光客が船で着く艀(はしけ)が見える。私が20年ほど前に知り合った双子の姉妹と遭遇したのは、灯台の右の方の北の海岸だった。波の静かな砂浜を歩いてきた。よりにもよって南半球の孤島で出会うなんて、ただの偶然ではない。これぞ本当の”邂逅”というものであろう。


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