拙著が国内にで発売され始めて間もなく、アメリカ在住の「コノミ ジン」と言う日系の人から本を英文に翻訳したい、との連絡がありました。半年ほどかかって英訳したそうですが、アメリカで発行されたかどうかは不明です。このころイギリスのBBC放送が「宇宙の驚異」と題する映画作成のために日本にやってきました。そして私の観測所周辺で大規模なロケを行いました。
 このテレビ映画は、日本では上映されませんでしたが、アメリカのスミソニアン天文台のマースデン博士は「テレビ見たよ。いずれ私もあなたの国に行きます」と、簡単なメールを送ってきました。そして1987年になって、彼の希望は実現されました。

 BBC放送のプロデユーサーの一人のロバートさんは、世界中の天文台を回って、多くの学者にUFO(未確認飛行物体)を見たか?と尋ねたそうです。多くの返答は「ノー」でした。しかし100人中のたった一人の学者が「信じている」と答えたそうです。そのUFOを見た、と言う学者はなんとローエル天文台のトンボー教授だったそうです。あの有名な「冥王星」の発見者です。彼はいつも夕方になると天文台の上空をUFOが舞っている。と答えたそうで「まんざら冗談でもなかったようだ」と言って笑っていました。

 BBC放送が取材に来た頃には、まだ芸西天文台は出来ていませんでした。自宅屋上の小屋で珍らしい”山崎式コメットシーカー”を操って捜索していました。その鏡は「池谷鏡No.1」のサインのある名鏡です。そうです「イケヤ・セキ彗星」発見を記念して彼から贈られたものです。池谷さんが見ているのと同じ星空が私の視界に展開される。これだけでも、この小さなコメットシーカーを使用する意義があったのです。

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