天変地異の前兆でしょうか? いやそんなことはありません。
 6月17日の正午過ぎ、ここ高知市の空に「日暈」と言う珍しい現象が目撃されました。空はほぼ晴天、わずかに異形な漂雲が浮かんでいました。梅雨の空です。

 お月様に傘がかかるのは決して珍しい現象ではありません。お天気の下り坂の前兆だと言われています。しかし太陽の傘は滅多にありません。まるで、コンパスで描いたような見事な丸です。このほか、珍しい現象として「幻日」があります。雲のやや多い日に太陽が二つ見える現象で、こちらは夕方、案外度々見られるようです。

 天文家は度々空に注目していますから、よく変わった現象を見ます。もう、ずいぶん昔になりますが、晴れた高い青空を巨大な風船が偏西風に乗って、急ぎ足に東に向かって飛んでいくのを目撃しました。何かの目的で飛ばしたのでしょうが、戦時中でしたら『風船爆弾か?』と、大騒ぎするところでしょう。


(写真は6月17日の午後、スマートフォンの画像から)
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