地方気象台での予報は「曇りまたは大雨」という予報であったが、明けてみると梅雨があがったか?と思うほどの綺麗な快晴になった。天気予報は昔から、”当たらぬもの”とされてきたが、B-29による高空からの観測や、気象衛星が回りだしても、正しい予報は難しいらしい。
戦前に高知県に「アカマツ」と言う予報士がいて、その名前が、当たらぬことの代名詞のように使われたらしいが、私にもその幽かな記憶がある。
ところで1961年だったと思うが、銚子地方気象台に「林さん」と言う予報官がいて、早朝に起きて星座を眺め、雲の様子からその日の予報に役だてていたそうであるが、そんな熱心な予報士が、今の時代にいるだろうか?と思う。その熱心さが、ある重大な発見につながった。
ある朝、晴天のはずの東の空にオーロラのような奇妙な雲がある。「一体なんだろう?」と思って注意深く見ていたが、雲のように全く流れる気配が無い。そこで天文台に照会すると、それは突然出現したホウキ星の日本最初の発見であることが分かり、日本天文学会の総会で表彰された。
それは私にも記憶があった。確か梅雨の頃で日本では観測の難しかった彗星である。ウィルソン・ハバード彗星(1961 O1)で夏の夜空に異彩をはなった。そして、その3ヶ月後に、私は待望の新彗星の発見に恵まれたのである。遠くの山は、あの頃の思い出を誘った。
(写真は遠くに見える山脈の真ん中の山が鷲尾山。その向こうに浦戸湾が展開している)
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戦前に高知県に「アカマツ」と言う予報士がいて、その名前が、当たらぬことの代名詞のように使われたらしいが、私にもその幽かな記憶がある。
ところで1961年だったと思うが、銚子地方気象台に「林さん」と言う予報官がいて、早朝に起きて星座を眺め、雲の様子からその日の予報に役だてていたそうであるが、そんな熱心な予報士が、今の時代にいるだろうか?と思う。その熱心さが、ある重大な発見につながった。
ある朝、晴天のはずの東の空にオーロラのような奇妙な雲がある。「一体なんだろう?」と思って注意深く見ていたが、雲のように全く流れる気配が無い。そこで天文台に照会すると、それは突然出現したホウキ星の日本最初の発見であることが分かり、日本天文学会の総会で表彰された。
それは私にも記憶があった。確か梅雨の頃で日本では観測の難しかった彗星である。ウィルソン・ハバード彗星(1961 O1)で夏の夜空に異彩をはなった。そして、その3ヶ月後に、私は待望の新彗星の発見に恵まれたのである。遠くの山は、あの頃の思い出を誘った。
(写真は遠くに見える山脈の真ん中の山が鷲尾山。その向こうに浦戸湾が展開している)
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