AP-共同による、古い新聞記事を見ていたら、彗星と太陽が衝突した、という驚くべき事件を発見した。即ち1981年1月26日、アメリカの軍事衛星P78-1が、1981年1月26日に捉えたもので、大彗星が太陽の右「西?」から時速100キロの速度で侵入し、太陽とぶつかった(写真上)。大爆発を起こした彗星は霧の如く拡散して消えていったという。彗星のコマは地球よりはるかに大きいものが多い。爆発と共に彗星は、物凄いエネルギーを放出したに違いない。

 記事によると彗星と太陽の衝突は、地上からは過去300年に9回しか記録されていないという。この衛星は軍事目的のため、たびたび起こる衝突現象はほとんど公表されなかった。衝突の多くは「クロイツ組彗星」なのか?

 このブログの扉に使用してある彗星は「イケヤ・セキ彗星」で、1965年10月21日、太陽表面に35万キロまで迫ったもので、摂氏100万度の高熱を浴びた。尾は太陽に巻き付く蛇のように曲がった。それでも24時間後には太陽のあちら側で元気な姿を見せた。こうしたいわゆる「太陽を掠める彗星群」の彗星は、案外頻繁に出没しているのかもしれない。

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