太陽系最大の惑星である木星が今夕空で見ごろです。雲の多いこの頃のお天気ですが、21時から22時ごろにかけて、南向いて視線をずーっと上に上げて行くと、きわだってあかるい黄色い星が眼にとまります。これが木星で瞬いていません。写真は35mmカメラの標準レンズで30秒ほど露出したものです。

　芸西天文学習館では、70cm反射望遠鏡での観測の目玉になっています。表面の雲による複雑な模様や、４個のガリレオ衛星も手に取るように眺められます。そして少し夜が更けると東から土星が昇ってきます。冬と違って、今は大気が落ち着いていますから、300ｘで見る土星の姿には驚嘆するでしょう。県立芸西天文学習館にはあらかじめ予約してお出で下さい。tel.088-824-5451

（添付写真は、下元繁男さんが芸西の70cm反射望遠鏡で撮影した木星で、左下のほうに謎の大赤斑も見えている）
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