毎年11月18日は、獅子座流星群の活動する時期である。最近はやや低調であるが、それは周期30余年の母彗星が遠い事と、長い間の惑星の摂動によって、彗星と地球の軌道が微妙にずれているからであろう。今は1時間に数個を数えれば良い方であるが、思い出すのは20年ほど昔の突然の大襲来である。その日は私を含めて、芸西天文台の講師が3人待機して待った。とこらが、朝方多く飛ぶはずの同群の流星が夕方から飛び始め、まだ輻射点が東の地平線以下なのに、火球がまるで曳光弾のように低く飛んできて頭上で炸裂する。中には二個以上が同時に飛んでくることもあった。私たち3人はただ唖然としてそれを望見した。流星群は、期待した時には見えないものである。

 撮影をと思ったが本格的なカメラの準備が無い。そこでいつもポケットに潜んでいる超小型のミノックス カメラを取り出して大火球を抜き打ちに撮影した。画面に写っているミノックス カメラはやや大きい「消しゴム」ほどの大きさ。フイルムの画面サイズは8x11mmである。飛んだ位置は、おうし座のスバル星団あたりである。

(火球はマイナス6等級で半月の明るさ。おうし座のスバル付近で消えた。)

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