とうとう2022年が明けました。皆様良いお年をお迎えのことと存じます。
 大晦日は格別忙しいことは無く、ただぼんやりと過ぎし年を回想していました。テレビで、騒がしい歌番組がひびくなか、個室で孤独に構えて、バッハやヘンデル、ブラームスやショパンのクラシック音楽に耳をかたむけていました。歌やら踊りやら分からない様な、騒がしい歌謡番組は見たくないです。この30年以上NHKの歳末の歌謡番組は見ていません。
 
 しかしもう30年になるでしょうか。テレビで「行く年くる年」でのバトンが芸西にまわってきた時、彗星を捜索しながら星空で新しい年に変わっていくという場面がありましたが、自分のことながら感激しました。そして北海道の千歳空港では日本の戦闘機が、今年最後の訓練飛行に飛び立ち、上空で新年を迎える。目的はさて置いて、いいですね。これぞ男の仕事というものです。いくら年をとっても、若い頃の情熱は失いたくないものです。
 
「東亞天文学会彗星課」の佐藤裕久さんは、会員たちの観測から彗星の軌道決定に懸命です。この寒空に彗星の位置や光度の観測をやっている方々も貴重な存在です。そして全国には新彗星の発見を夢見て挑戦している方も沢山います。
 新しい年が、これらの方々にとって良い年になりますように、お祈りいたします。

                2022.1.1   関  勉

(写真は新春のオリオン星座。芸西天文台にて)
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