これは芸西天文台でのレナード彗星の最後の撮影です。70センチ反射望遠鏡によるクローズアップの写真で、氷である中心核の部分は鋭く、その周辺を大きく青いガスの光芒が取り巻いています。そして尾は太陽の光圧によって、正反対側に流れていますが、これには、赤い色のダストが大半です。大彗星になると直線的なガスの尾(タイプⅠ)と、ややカーブしたダストの尾(タイプⅡ)とに別れることが多くあります。

 今回の彗星は、それほどの大彗星ではありませんので、尾も小じんまりとしていました。
彗星の近くの恒星が流れているのは彗星の運動の証拠です。長時間露出するとバックの恒星は流れて線を引きます。この写真は昨年12月4日、午前4時50分、天文台の下元繁男さんが撮影したものです。
 装着したカメラはNikon のD-700(デジカメ)です。彗星は今後南に下って、日本からは見にくくなります。

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