西空に展開した夕焼雲の複雑な様相をみていたら、ふと1945年7月4日に、ここ高知市が大空襲を受けたことを思い出した。人口18万の高知市は町も川も赤一色にそまり、まるで地獄絵そのものだった。しかしやがて七夕様を迎えて、宇宙には優しく平和な星が輝いた。8月15日には終戦となった。

 あの頃、防空壕の上に輝いていた青い巨星は、名前こそ知らなかったが、生への希望の星で
あった。やがて訪れた終戦と共に私の星の研究生活が始まったのである。


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