7月10日の今日は、第50回目の記念すべき「彗星会議」が開催されています。
 第一回目は、たしか1971年だったとおもいますが、愛知県の蒲郡市で開催され、多くの成果を得ました。添付した写真は、第4回目の静岡市での大会で、彗星ファンのほかに、指導的立場にあった多くの学者も参加しました。外国からもスミソニアンのマースデン博士や、オーストラリアのコメットハンター、ブラッドフイールド氏やマクノート氏らも参加するようになり、日本での彗星会議は世界的にも有名になりました。添付した写真で、「1」は彗星会議の発起人でOAAの長谷川一郎博士。「2」は元、東京天文台で、その後日本天文研究会の会長を務めた神田茂氏。「3」は日本での天体写真のパイオニア清水真一氏。「4」は元東京天文台長の広瀬秀雄博士です。
 
 この会議で話題をさらったのは、1909年以来28年間、行方不明になっていた周期7年のダニエル彗星33Pを広瀬博士が軌道計算し、島田市の清水真一氏が写真的に再発見に成功するという、この名コンビが実に34年ぶりに再会したことでした。ダニエル彗星はガラス乾板に撮影されたもので14等。当時としては最高の技術でした。
 やはり彗星会議というものは参加者全体が会合するというのが、意義があって素晴らしい事です。

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