夏休み最後の天文台での観測会です。親子連れが多く、約40人が集まりました。お話は土佐塾高校の岡崎講師です。始まったころは曇っていましたが、講話が終わってドームに入るころから次第に晴れてきました。

今夜は旧暦の七夕の日で、ドームの真上に半月と青い織女星がありました。夏の大三角もよく見えました。注目の土星は、輪の傾きが大きく、カッシニの空隙が鮮やかに見えました。何故に輪に空隙があるのか? 力学的に、そこには輪を構成する微小の物質が存在できない場所で、そんなところを追究して行く事が天文学です。

太陽系で、火星と木星との間の大きな空間に、惑星はなく、無数の微小天体(小惑星)が回っているのも似た構成です。これらの小惑星は地球規模の惑星が崩壊してできたものだと私は考えています。暗夜に見える対日照は、こうした小惑星群の輝きと考えられますが、空の非常に暗いところでは黄道全体が帯のように明るいそうです。太陽系を遠くから眺めると、小惑星帯が、太陽を取り巻く淡い土星の輪のように見えるかもしれませんね。もっともこれはいささか飛躍した考えですが。

多くの小惑星を発見し、軌道を計算して行く事が、それらの謎を解く鍵になるかも知れません。子供たちは、初めて見る土星や、月のクレーターの恐ろしいような光景に瞠目し、多くの質問を発しました。宇宙を体験できた、良い観測会でした。

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