これが問題の「イケヤ・セキ彗星」の楽譜です。キューバの作曲家「ホセ・ミシェル・カレヨ」の作曲したもので、日本音楽著作権協会を経由で、発見者の下に送られてきました。表紙には「彗星発見のニュースを知り、即興的に作曲した」との添え書きがありました。楽譜はスコアになっており、ひと眼見ただけでプロの作品であることが分かります。

 しかし、世界中の人に注目され、世紀の大彗星と言われたホウキボシの曲も、まったく演奏されないまま30年が経過しました。そして、彗星は約1,000年の周期で、遠い太陽系の果てへと、旅立っていきました。
 そんな時、「作曲家のカレヨとはどんな人か、たずねてみよう」と言う話が持ち上がりました。そして、発見から実に30年も経ってキューバの作曲者の元を訪れる事になったのです。果たして、そこには何が待っていたのか?それは意外な事実でした。

(写真は、カレヨ直筆の楽譜で、オタマジャクシの中に、1965年10月20日の太陽面突入の
衝撃が不協和音で予言されていた。)


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