オリオン星座のまた輝く季節がやってきました。
 行儀よくきちんと並んだ”三ツ星”に、北に赤いベテルギウス。南に青いリゲルを配した良く均整のとれた星座はほかにありません。それに「三ツ星」はちょうど天の赤道上にあって、世界中、何処からでも眺められるのも人気の高い一つの条件です。

 私が初めて、このオリオンを知ったのは、小学低学年の時、田舎で秋の神祭があったとき、父から
”三ツ星”といって、教えられました。第2次世界大戦前の高知市の空は暗く、星ばかりが自分たちの天下、とばかりに燦然と輝いていました。1940年、「岡林・本田彗星」の発見されたころでしょうか。カニンガム彗星と言う肉眼的な大彗星が出たのも、このころだったと思います。 
 オリオン星座はほぼ赤道上にあるので、長時間写真を撮ると、星の光跡は直線状になります。写真は、芸西村天文台で約1時間タイム露出しました。


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